![]()
★天然石やパワーストーンには、様々な伝承があります。石の紹介と共にその伝承を紐解いていきます。 ★なお、効果・効能をうたったものではなく、資料として伝わるお話をご紹介しております。 ![]() ![]() ギリシャ語で青色を意味する「kyanos」に由来し、結晶しやすいことから「藍晶石」が和名となっています。硬度は方向によって異なるため、「ディスシーン(二硬石)」とも呼ばれています。 今の自分に自信がもてなかったり、過去の失敗がトラウマになって新しい道に進めない人、自分で自分を抑制している人は、この石が心の呪縛を解き放してくれるそうです。また、不安や恐怖を取り除き、新たなチャンスを掴むよう導いてくれると伝えられています。【関連アイテム】 ![]() 1月の誕生石として知られるガーネットは鉱物学的に14種類に分けられるバリエーションの多い石です。結晶がザクロの果実に似ているため、ラテン語で「種子」を意味する「granatus」が由来となっています。 ゲーテの晩年の恋人ウルリーケは、デートのたびにガーネットを身につけ、ゲーテが天寿を全うするまで手放すことはなかったといいます。恋を成就させたいときや、地道な努力を実らせたいときにアクセサリーとして身につけると効果を発揮するそうです。また、意志の弱いタイプの人が身につけると勇気を与える作用があると伝えられています。 歴史のある石で、古代エジプト、ローマ、ギリシャでは宝飾品として使われる以外にも、寺院・教会の窓にはめ込まれたり、ノアの方舟伝説では灯かりの代わりに使われたとも言われています。 【関連アイテム】 ![]() ![]() 和名の通り、赤いカルセドニー(玉髄)のことで、ラテン語で肉を意味する「carnis」を由来とする説と、新鮮を意味する「carneous」を由来とする説があります。縞模様があることからメノウの一種ともされています。 力強く脈打つ心臓をイメージさせるこの石は、力強さと勇気を与えられるとされ、新たなビジネスに着手するときや、アイディアやプランを実現したいときに用いると、成功に導いてくれると言われています。また、友情を高め、幸福感をもたらすパワーがあり大事な人との絆をより強めたいときに効果的と伝えられています。【関連アイテム】 ![]() ![]() クオーツ(石英)と並ぶポピュラーな石で、ラテン語で石灰(主成分の元素Ca)を意味する「calx」が由来となっています。アラゴナイトとは同成分で、純粋なものは無色ですが、マンガンが含まれるとピンク色になり、他にも緑や青など様々なバリエーションがあります。カルサイトの粒状集合体である大理石は古くから建築材や彫刻に使われていたこともあるそうです。ピンク色のカルサイトは愛情による癒しのエネルギーを他者に与える事ができ、自分自身も他者から癒しのエネルギーを得る事が出来ると言われています。【関連アイテム】 ![]() ![]() 和名は玉髄(ぎょくずい)と言い、石英(クオーツ)の微小結晶が塊状に集まってできた石で、ビーズやカメオ、印章として古くから用いられてきました。ギリシャの町カルセドンで採れたことが由来になっています。カルセドニーの中でも縞模様があったり、インクルージョンのあるものをアゲート(メノウ)、赤いものをカーネリアン(紅玉髄)、緑色のものをクリソプレーズと呼びます。 青のカルセドニーは古代ローマでは“レウカカテース”と呼ばれ、月の女神ディアネ(ギリシャ神話のアルテミス)に捧げられていたそうです。ヨーロッパでは古くからカルセドニーのお守りは夜に出現する悪霊や幻覚を追い払い、悲しみを消すと言われ、また、公の場での評判を良くし、訴訟に勝たせる効果もあったと伝えられています。 船乗りのとっては溺死を防ぐお守りでもあり、ロバの毛で結んだカルセドニーをお守りに持つと、嵐や不吉な事件を避ける事ができるともいわれていました。中世ヨーロッパでは、キリスト教的な愛と思いやりを象徴するとか、キリストの真理に対する熱中を象徴すると伝承されています。【関連アイテム】 ![]() ![]() 淡緑色や黄緑色のカルセドニー(玉髄)のことで、翡翠に似ていることから産地にちなんでオーストラリアン・ジェードとも呼ばれています。ギリシャ語で金緑を意味する「chryso」、ニラを意味する「prason」が語源とになっています。 古代ローマ時代から、カメオの装飾として用いられ、怒りの感情を抑えてくれます。また、隠れた才能を引き出すとも言われているので、予期しないトラブルに見舞われたり、相手に裏切られ、自分の無力さを感じたりした時に、才能を開花させることができると伝承されています。【関連アイテム】 ![]() ![]() ハイドログロシュラー・ガーネットとも呼ばれるガーネットの一種です。最初にドイツに発見された時、スグリの実の色に似ていたため、スグリの学名「グロッシュラリア」から名付けられました。成分的にガーネットの一種ですが、翡翠に似ていることからアフリカンジェイドの通称を持っています。古来から決断力・実行力を養い、活力を与えると伝承されています。【関連アイテム】 ![]() ![]() 赤いものは茶金石、青いものは紫金石と呼ばれています。ルネッサンス時代のイタリアで、建築職人が間違って解けたガラスの中に銅をこぼした結果発見された人造石です。シンデレラのガラスの靴のように、出会いのチャンスにも恵まれるようになり、その名が示すように財運にも良いと伝えられています。また、平常心で物事をできるようになり、持ち主の努力を実らせ着実に前進するパワーを与えてくれると言われています【関連アイテム】 ![]() ![]() 1902年にカリフォルニア州で発見されたのでカリフォルニア・アイリスとも呼ばれています。宝石学者の権威でありティファニーの副社長でもあったジョージ・フレデリック・クンツ博士にちなんで命名されました。「リチア輝石」の一種で、ライラックピンク色、白色のものをクンツァイトと呼び、緑色のものをヒデナイトと呼びます。ピンク色は時間とともに薄れてくるそうです。 はかなげな色のせいでしょうか、もろくて感じやすく、淡い夢ばかり抱いていた…少女の頃の自分をふっと思い出させてくれる、クンツァイトはそんな宝石です。【関連アイテム】 ![]() ![]() 第三紀時代の針葉樹(松柏科)の樹脂が化石化したものですが、地中から採れるので便宜上鉱物として扱われています。その性質上、虫や植物が混入されていることもあり、鉱物コレクターの間で珍重されています。和名の琥珀は中国の漢の時代に虎の魂が石になったという伝説、アンバーは燃やすと香りがすることからアラビア語で龍涎香(りゅうぜんこう)を意味するanber(その後amberとなる)が由来となっています。 比重が軽いため海に浮き、海岸に打ち上げられたものをシー・アンバー、鉱山から採れるものをピット・アンバーと呼びます。 熱伝導性がある石なので、手に持つとほんのりあたたかい感じがし、擦ると熱を帯びる性質があります。古代エジプトやローマでは祈祷師が身につける神聖なお守りとして崇められていたそうです。 汗に弱いので、汗がついたら水で洗い、柔らかい布と拭き取るといいでしょう。また柔らかい分、欠けやすいので、専用の袋で保存するようにしてください。【関連アイテム】 ![]() ![]() 酸化アルミニウム鉱物の一つ「コランダム(鋼玉)」のうち、赤いものをルビー、それ以外をサファイアと呼んでいます。そのため青色のイメージのあるサファイアですが、ピンク色や黄色のものも存在します。サファイアは青色を意味するラテン語の「sapphirus」やギリシャ語の「sappheiros」に由来しています。紀元前にはラピスラズリと間違われることもありましたが、古代ではサファイアと呼んでいたものが現在のラピスラズリではないかと説があります。 予言と知恵の石として尊ばれ「哲学者の石」とも呼ばれていました。旧約聖書のモーゼの十戒が刻まれたのも、この石だとされています。中世には「幸福の石」として法王や皇帝の冠を飾りました。自己表現が下手で本来の力が発揮できず落ち込んだり、自暴自棄になったりしている場合、歓びへと転化させていくと伝えられています。 憎悪の感情を和らげるとされることから、闘争心をやわらげるとも言われ、コミュニケーション能力を高めたいときに身につけるると効果的と伝えられています。【関連アイテム】 ![]() ![]() 琥珀やパールと同じように厳密には鉱物ではなく、イソギンチャクの一種で、宝石として使われるのは八放珊瑚類で、珊瑚礁になる六放珊瑚の石珊瑚とは別種となります。コーラルの由来はギリシャ語の「korallion」で、古代から世界中で珍重されてきました。中国では七宝の一つに数えられ、紀元前から価値の高い宝飾品として用いられ、日本でも「金銀珊瑚綾錦」と言う言葉があるように、宝物として珍重されてきました。 ローマやインドで子供のお守りや護符として使われたように、災厄を退け、富貴をもたらすとされてきた石ですので、旅に出る時や新しい事業を始めるときに、お守りにすると良いと言われています。 優柔不断な考えや混乱に陥いったような時に心を落ち着かせて新たな方向を見出してくれると言われ、人との結びつきやコミュニケーションを円滑にする働きがあると言われています。【関連アイテム】 ![]() ![]() 紅色の「長石(フェルドスパー)で、キラキラと輝くアベンチュレッセンスを持っているので、アベンチュリン・フェルドスパーとも呼ばれています。本来の色は半透明の無色ですが、インクルージョン(内包物)によって、紅色、黄色、赤色、褐色など様々な光沢を放ちます。ムーンストーン(月長石)との対照でサンストーンと名付けられています。 古代ギリシャでは太陽の神の象徴として崇め、お守りと用いていたそうで、何かを成し遂げたい目標があるときや、独創的な生き方をしたいときに用いると、成功へと導くとされています。潜在的に力を引き出すとも言われているので、「失敗が恐い、自分には無理かもしれない」という消極的な考え方が取り除かれ、信念を貫いて、自信を持って行動できるように促してくれるそうです。古くは無気力なときに、日々の生活を豊かにし、充実して生きようという活力が蘇ってくると伝承されています。【関連アイテム】 ![]() ![]() クオーツ(石英)の無色透明なものを水晶と呼びます。クリスタルの語源は「氷」を意味するギリシャ語のクリスタロスで、発見された時に氷に間違われたことに由来し、「神々が水を永遠の氷に変えて、クリスタルとなった」という伝説があります。日本では「水晶」と呼ばれていますが、奈良時代には水の精が宿る石=「水精」と呼ばれるなど水をイメージさせる石です。「水に流す」と言う言葉があるように、この石には強い浄化力とがあります。【関連アイテム】 ![]() ![]() 赤色のゲーサイト(針鉄鉱)のインクルージョンを含む水晶のことで、 その色がイチゴに似ているからストロベリークォーツと呼ばれています。 ツキを運んでくれる勝利の女神が宿る石として伝えられています。→【関連アイテム】 ![]() ![]() クオーツ(石英)の中で、色の濃淡に関係なく黄色の水晶をシトリンと呼び、柑橘系の果物シトロンの色に似ていることに由来しています。天然のものは産出量が少ないので貴重な石とされていますが、近年ベトナムからも産出されています。 古来、商売の繁栄と富をもたらす幸運の石とされ、あらゆるものにエネルギーを注ぐ太陽のように、自信と希望を与え、意欲を高めてくれます。内気なタイプな人は性格が明るく陽気になり、豊かなコミュニケーションがはかれるようになるそうです。また、自分の信念が揺らぎやすいタイプの人は、この石で腕輪などをはめると効果的と言われています。→【関連アイテム】 ![]() ![]() 1977年に岩石学者の村上充英氏の師だった杉健一氏にちなんで命名されました。最初日本の岩城島でうぐいす色のものが発見され、南アフリカのウェッセル鉱山で紫色のものが発見されましたが、いずれも同じ石であることが判明しました。アメリカでは「スジライト」と呼ばれ、親しまれています。 今世紀に発見された石では最も癒しの力があるという説もあり、恋愛問題でのトラブルや仕事で壁に突き当たって怒りや恐怖、悲しみなどのマイナスの感情を、取り除くよう働きかけてくれるそうです。→【関連アイテム】 ![]() ![]() 結晶質の石英(クオーツ)で、天然の放射能によって煙色や茶色に発色したものを呼びます。古くから悪霊を祓うお守りの効果があるとされ、古代ローマ時代にはカメオや印章として用いられていたそうです。 物事が思うように進展しない時や、イライラしたりあせりを抱えた時に、リラックスさせ、感情を穏やかにする力があるとされています。独立心を強める作用があるとされているので、新しいビジネスを立ち上げたい人にピッタリのようです。→【関連アイテム】 |