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　十二支にはそれぞれ守護神があることはよく知られています。最近では「十二支守り本尊」として、若い人たちにも大変人気を集めています。それと同じように十二支にも守護石があるのですが、あまり知られていません。

　元々は極楽浄土を司っていると言われ、『無量寿経』という経典で七宝とされる「金・銀・瑠璃(るり、ラピスラズリ)・玻璃(はり、水晶)」の中から選ばれていたそうですが、最近は宝石も多様にみられることから、守護神のご神体の色を守り色（ラッキーカラー）として、その色にあった石を守護石としていることが多くなっているようです。

　ちなみに江戸時代の時間でも十二支が使われていましたが、日の替わる午前0時が子の刻(ねのこく)となり、2時間単位で12の時間を刻んでいきます。つまり有名な丑三つ時の丑は深夜の2時ということで、三つ時は丑の時間を4つに分けた3番目の時間ですので、3時〜3時半となります。子の刻が午前11時〜とする説に従うと、午前2時〜2時半となります。